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文明の行方

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2014年8月28日 (木)

ケニアに移住したい

お世辞は、ほどほどに

 

Dsc_0981_197_2新年をアフリカはケニアのサンブル自治

区で迎えて、勇猛なサンブル族の村を訪

問しました。

 

高さ2メートルほどの円形の家で、屋根

は牛や羊などの毛皮で覆っている。

 

柱は細いアカシアを組んで、牛の糞で塗り固めた簡単なもの。

 

中は意外に広く、寝室とキッチン兼物置が各1、それに、土間のリビングと

子羊などを保護する1画もあって、かなり快適です。

 

英語の出来る酋長夫人の歓迎をうけ、アカシアの枝で囲まれた学校の中では、

火の起こし方を実演してくれました。

 

Dsc_0953_196_2
11日の夜は、電気柵で囲まれたロッジ

の脇の広場で、焚き火を盛大に起こしな

がら、サンブル族のバーベキューをして

くれた。ライオンやチーターが臭いに誘

われて出てくるといけないので、鉄砲を

構えたガードマンが黒い闇にとけ込んで、なんとなく薄気味悪い。

 サンブル族の男性が2人いて1人はナイロビの専門学校で

動物生態学を学んだインテリらしく、ライオンのブレードの範囲などで

結構話が弾みました。

 「ナイロビの方が便利だから、此処よりいいのでは?」と聞くと

「都会はうるさくて嫌いだ」「ここで、動物と暮らしている方がよっぽどいい」

という。

 なにやら、気が合って「わたしもこういうところがいいな、東京なんて帰りたく

ない」というと、

「ここで暮らせよ、家を1軒と奥さんを一人用意してあげる」「このまま帰るな」

 

と「神サン」を前にして言う。

 

「神サン」も「いい話じゃない」と言わんばかりに指で押してくる。

 

「自然と家は欲しいけどね・・・考えておく」と言ったけれど、

「あとで、返事をしろ」とすっかりその気のようだ。

 後で聞くと、サンブル族の家は奥さんが自ら造るものだそうだ。

なるほど、それでは「家は欲しいが奥さんは遠慮する」では

筋が通らないことになる。

それに、奥さんを1人貰うには両親に牛を30頭プレゼントしなければならないし、

夫も牛を何十頭も育てないと生きていけない。

 それでは、2DKの新築の家の前で、草原の星空のもと、ただ一人、

俳句を詠むというわけにはいかないではないか。


かくて、何事もなく、羽田に着きました。

あのとき、「神サン」が、なぜ指で押したかは謎です。

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